皆さんこんにちは!
ES保信株式会社、更新担当の中西です。
「建物の命を支える最重要工程」
家づくり・建物づくりの中で、
「最優先で絶対に手を抜いてはいけない工程」
それが 基礎工事 です。
基礎は建物全体を支える“土台”。
コンクリートと鉄筋でできた構造体で、
地震・地盤沈下・台風・荷重に耐えるための最も重要な存在です。
しかし、多くの人が「建物の外観や間取り」ばかりに目がいき、
基礎の重要性が見落とされがちです。
今回は、基礎工事の流れ、注意点、現場の技術、品質管理などを
3000字以上で分かりやすく解説します✨
目次
建物の重さは数十〜数百トン。
この荷重を地面へ分散し、建物が傾かないように支えているのが 基礎 です。
基礎の役割
建物をしっかり支える
地盤沈下を防ぐ
地震の揺れを吸収
湿気の上昇を防ぐ
建物の耐久性を高める
基礎が強ければ建物は長持ちし、弱ければどんなに立派な家も不具合が出ます。
基礎には主に3種類あります
一般的な住宅で多い方式。
建物の壁や柱の下に帯状に設ける
比較的コストが抑えられる
地盤が良い地域で使用される
現在もっとも採用されている工法。
建物の底面を“全面コンクリート”で覆う
地震に強い
湿気を遮断できる
シロアリ対策にも効果的
地盤が弱い場合に使用。
地中深くまで杭を打ち込む
建物の荷重を固い支持層へ伝える
大規模建築でも使用
地盤調査の結果によって最適な基礎を選びます。
基礎工事は、大きく10の工程で進行します。
敷地にロープで建物の位置を示し、
お客様・施工管理・大工が最終確認します。
基礎の深さ分、土を掘り下げる工程。
ポイント
どのくらいの深さまで掘るか
地盤の硬さの確認
湿気や地下水位
軟弱層の判断
掘削は基礎工事の始まりであり、慎重さが求められます。
砕石を敷き、プレート・ランマーなどでしっかり締固め。
重要ポイント
しっかり転圧して沈下を防ぐ
均一な地盤を作る
高さの基準を正確に守る
地盤の“下支え”となる大事な工程。
地面からの湿気が基礎に上がらないよう、
防湿シートを敷きます。
湿気は建物の劣化・腐朽の原因になるため必須です。
基礎工事の中で特に重要な工程。
鉄筋は基礎に“強さ”を与える骨組みで、
コンクリートだけでは出せない 引っ張り強度 を補います。
ポイント
鉄筋のピッチ(間隔)
太さ(D10・D13など)
主筋・配力筋の配置
かぶり厚確保
定着長さ
瑕疵保険の検査も必ず実施される最重要工程です。
型枠とは“枠”のこと。
コンクリートを流して固めるための型。
水平・垂直の割れ防止
パネルの強度
バタ角の固定
コーナー部分の補強
型枠は基礎の“形状と美しさ”を左右します。
基礎工事のクライマックス。
ポイント
コンクリートのスランプ(柔らかさ)
温度
天候
打ち継ぎ管理
バイブレーターで空気抜き
品質管理が非常に重要で、技術の経験が問われる工程。
打設後すぐに型枠を外すのではなく、
コンクリート強度が出るまでしっかり養生します。
風
雨
直射日光
乾燥
寒さ
これらの影響を受ける時期は特に慎重に管理します。
十分な強度が確認でき次第、型枠を取り外します。
仕上がり
むらがないか
ジャンカ(気泡)
ひび割れ
寸法精度
最終チェックを入念に行います。
美しい基礎は建物の品質の証。
最終クリーニングと点検後、次の工程(上棟)へ。
経験が浅い業者や管理が不十分だと、重大な欠陥につながります。
乾燥収縮・施工不良が原因。
→ 耐久性が低くなり、錆びる原因。
→ 打設不良・気温・配合の問題。
→ 建物全体が傾くリスク。
専門業者はこれらを徹底管理し、
不具合ゼロを目指すのがプロの仕事です。
基礎工事は、建物づくりの中で最も重要な工程。
目には見えなくても、建物の安全性・耐久性・住み心地は
この“基礎の品質”で決まります。
確かな技術、正確な施工、細かな管理──
基礎工事はまさに職人の誇りが詰まった仕事です️✨
弊社では一緒に働く仲間を募集しています♪
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